マラガダンス事情2

フラメンコなしではスペインは語れない。こちらでフラメンコを習っている人の数はラテン

ダンスよりも少ない。やはりフラメンコの方が敷居が高く、どちらかというと最近はラテン

ダンスの方がポピュラーである。そのかわりセビジャーナスは踊れる人も多く、各市のフェ

リアでは皆フラメンコドレスを着ていろいろなカセタを踊り歩くのが恒例である。セビジャ

ーナスはどちらかというと、日本の民謡や盆踊りに近いのではないかと思うけれど1〜4番

までの決ったステップと手の使い方さえ覚えれば、男女関係なくペアや輪になって踊ったり

で、覚えさえすれば他のダンスより単純に楽しめる。フラメンコに関しては踊りだけでなく

伴奏のギターや歌も含めとても奥が深い。とても一言では語れない。偶然にも現在の住まい

マンションの1階にAzabacheというアンダルシアでも有名なフラメンコ教室があり、経営者

で教師で踊り手でもあるJuan AntonioPerez とは懇意。その他にもセビジャーナスを習った

教師や友人のSalsaのインストラクターの母親がフラメンコ教師だったり、今回の企画「ダン

スレッスン」のフラメンコパートでも教師手配に困ることはない。フラメンコは発祥がアン

ダルシアだけあって、この地域ではイベントやショーも頻繁に開催されているので見る機会

も沢山ある。

社交ダンス、英語圏ではBallroom Dance(舞踏室の踊り)と呼ばれていて、モダンとラテン

のパートに別れ競技会では それぞれ数種目づつで競う。種目内容はダンスいろいろで説明

したけれど、私がこの地域で長年見て来た限りでは大都市ほどさかんではないようである。

サルサのインストラクター数に比べ社交ダンス教師が少ないのと、たとえ習得しても踊れる

所がないのが大きな理由だ。南米ラテンダンスに関してはこの数年で専門の踊れるクラブが

増えたのに比べ、こちらには英国や日本にあるいわゆるダンスホールというものがない。

バルセロナやマドリッドには大型ディスコでフロアごとに違う種目が踊れるような所もある

のに、そのような店は残念ながらマラガ地域には見当たらない。

 

社交ダンスの枠からちょっと外れるアルゼンチンタンゴに関していえば、週末には隣町ベナ

ルマデナや高級リゾートマルベーヤでミロンガ(パートナーを変えながらアルゼンチンタンゴ

が踊れる会)が開催されるので、タンゴを踊りたい人達にはうってつけである。たとえ社交

ダンスがそれほどポピュラーでなくとも愛好者はいるし、地域には良い教師陣もいるので、

社交ダンスで「ダンスレッスン」が受けたい人にも、当地での手配に何ら問題はありません。