マラガダンス事情1

まずはラテンダンスから、10年前からみると最近はダンス人口が増えている。それに

つれてインストラクターの数もぐんと増えた。全部が全部一流の教師だとは言えない。

というのも、こちらではインストラクターに資格がなくてもなることはできる。どこか

のクラスでレッスンを受けていて、明日から人に教えようと思えば教えられるのが現状

なので、正直言って、「えっ、こんなレベルで教えているの?」というインストラク

ターも中にはいる。もちろん資格もあって高いレベルを持っている人教師たちも沢山い

る。また最近はアンダルシア地区だけでも競技会やワークショップが頻繁に開催されて

いるので、イベントに参加する人たちがしのぎを削ってレベルが上がっているのも事

実。そんな観点から見るとたとえローカル都市といえども決して侮れない。

 

レッスンのクラスではサルサとバチャタは必ずある。チャチャチャは一部インストラク

ターは教えているけれど、一般的ではない。サルサはキューバンだとルエダ(輪になっ

て踊って一人が号令を出して次々にパートナーを変えて行く踊り方)が主体で中高年は

大体キューバン。若年層はほとんどLAスタイルのOn1(キューバンと同じ8ビートカウン

トのステップが1から入る)こちらではリネアと呼ばれて、最近は世界的にサルサの主流

になってきているNYOn2(ボールルームダンスから派生した8ビートのステップ2から入

るサルサ)で教えるインストラクターもいるけれど、こちらではまだまだOn1が主流なの

でOn2を知らない人も多い。

 

ラテンクラブでかかる曲はやはりサルサがメイン、DJの采配によりキューバンの曲が

多かったり、リネアが多かったりといろいろ。最近はバチャタの人気が出てきたので

サルサと同じくらいかかる。その次がメレンゲ、そしてチャチャチャとキソンバは

一晩の内でもかかって数曲程度である。個々のクラブには必ずAnimadorが一人か二人

いて早い時間にはサルサ・バチャタ・キソンバのフリーレッスンがある。このローカル

での利点はクラブで入場料が取られないこと。イベントがない限り、ドリンクチャージ

だけで、一杯3€から高いお酒で7€くらい。

大都市と比べてのマイナス点は、圧倒的に女性数が多いということ。男性1に対し女性

4の割合である。最近は若い男性も習い始める人が出てきたけれど、中高年に関しては

女性ばかり増えて、年配男性は全然増えていないので、パートナーのいない中年女性が

一番踊る機会が少ないのが現状である。